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シリーズ『樹洞より』

暗がりから生まれる人間達の物語。(2021年〜2024年 制作)

シリーズ『樹洞より』の絵

ギャラリー
登場人物や作中の場面を描いた絵を集めたページです。漫画、PVなどもこちらからご覧になれます。

シリーズ『樹洞より』の小説
2作品を公開中です。どの作品からでもお読みいただけます。(※いずれも未完となっています)

『樹洞より』
近現代東洋風のファンタジー小説

《私は水面に道を描いた。この身は水の畝、この声は千々のあぶくだった。》
人間は皆、巨樹のうろから生まれる世界。
母なる木を愛する純真な少年・澪は、己が胸に棲まう幻を恐れ、ふるさとの島を旅立つ――。
人のさがに息づく、暗く暖かな深淵を知った者たちの群像劇。

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同人誌『樹洞より 1』

※軽い性表現が含まれますのでご注意ください。

『緑の縁』
現代東洋風の恋愛小説

《窓が割れて、緑色の線になる。木の生き方を真似するみたいな線でガラスが割れていく。割れて露わになった縁は目を刺すような緑色に光っている。割れ終わったあともガラスの縁は緑色の光を出していた。あたしは窓という透明なからだのものに血が通っていたことに驚いた。》
嵐と呼ばれる災いを恐れる、閑静で不穏な都市。
小説家の恋人と暮らす若者・詠は、ベッドで彼の死を目の当たりにした夜、己の顔をした謎の少年と出会う。
私達とよく似ていて、少し違うからだの人類の物語。

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※性表現が含まれますのでご注意ください。