ルクイサリ



2021年3月


1日

トップページのアイコンを新調しました〜。

少し前にSNSのアイコンを統一したので、それに合わせました。ちょっとは格好がついたかな……?

このごろ暖かくなってきたためか、久しぶりにアニメを観ておたく心が戻ったせいか、気持ちがとっても外向きです。

気持ちが内向きの時期と外向きの時期があります。先月は内向きな時期で、Twitterを畳んで細々とした制作に凝っていましたが、急に外向的な気分になってきました。何をって感じでもないですが猛烈に喋りまくりたく、脳内で架空のツイートをしていますし、ゲームセンターに行って音楽ゲームや着せ替えカードゲームをしたい(このご時世なので気持ちだけ……)です。今日は刺繍入りのカントリードールを試作していましたが、針仕事に全く集中できませんでした。困った……。

あと、同人誌作りたさが再び湧いてきました。絵画や雑貨の制作を立て続けにやっていたところですが、ほんの少し慣れただけで、ついつい違うことをしたくなりますね。

白樟夢シリーズ、まだ前作からの過渡期で形になっていません。雑多なスケッチを自家製本で綴じて、ZINEを作ってみたいなあ〜と妄想しています。


5日

今日は針仕事が進みました!

カントリードールのケープになるパーツに刺繍を済ませ、紅茶染めしてみました。紅茶染め、意外と刺繍との相性がいいですね。

右のお人形は、自分用に先月作ったものです。今月はこういう、生成りを基調としたカントリードールの制作に挑戦しようと思っています。

先月はこちらの2体を制作・BOOTHに出品しました。

ロゼット柄のものは無事にお買い上げ頂きました。お迎えしてくださった方、また同人誌・グッズ・原画などを購入してくださった皆様、ありがとうございます……! おかげさまで、自分の新しい制作に自信がついてきました。

気持ちが外向きになってきたという話を前回書きましたが、その流れで、急に「白樟夢」のノベルゲームを作りたくなってしまいました。

以前からゲームは、作ろうとしては諦め、作ろうとしては挫折し……を繰り返しており、古いフォルダを漁ればツクールやウディタやティラノの未完プロジェクトが散乱しています。

今回もどうせそんなところだろうと自分をなだめていますが、テンションが高い時に「いつか白樟夢をノベルゲームにした時の紹介画像」を作ってしまいました。形から入る人間。

後日冷静になって「なかったこと」になる可能性大ですが、せっかく作ったので載せておきます。

先日「落ち着いたものを作りたい」「物語の制作は自己治癒」みたいなことを言っておいてなんじゃこりゃ、と自分でも思います。すみません……。

作品に関して、静かで地味めのアート系のものを本来好んでいるのは確かなのですが、それはそれとして小学生の頃からおたくなので、キャラクター文化も大好きです。特に小中学生の頃衛星放送で観ていた、00年代の美少女系アニメ作品(「シムーン」「Fate/stay night」「ヤミと帽子と本の旅人」などが印象に残っています)は、自分の精神に深く根付いてしまっています。

その時の気分で揺れてしまうものの、堅実でしっとりとした作品も、賑やかで「萌え」のある作品も、自分はどちらも作りたいみたいです。それで少々荒技ではありますが、劇中劇に似た手法によって「2つの分野をひとつの作品につっこむ」というのを試してみました……未だ妄想の域ですが。

このゲーム案では、今まで「保育器から墓場まで」で描こうとしていたものが作中の小説となって登場し、それを俯瞰視する役として、顔も名前も無いプレイヤーとNPC「根界の住人たち」が存在します。

今回新しく登場したこのNPC達と、ゲーム内の小説の登場人物たち(=鶴木・奥沢・高野やその周りの人々など、いつもの登場人物)とは、何らかの関連があります。前作を熱心に見ていてくださった方なら、見覚えのあるNPC・妙に名前の怪しいNPCがいるかと思いますが、それですね……(「ツヨシ」だけは今回がほぼ初出)。このアニメっぽい絵描くの楽しかったです。

外殻だけはそれっぽく作れたものの、シナリオはまだ全然できていないので、どうなるのかさっぱりわかりません。あの話聞かなくなったな〜、と思ったらこの計画は頓挫していますので、そっと忘れてください……。


8日

ティラノビルダーでゲームの試作をしてみました。

「はじめる」ボタンを押すと1分ほどのADVが始まります。動作確認用の試作なので大したシナリオではありませんが……。

※ゲームを開始すると音楽が鳴るのでお気をつけください!

※「はじめる」を押しても真っ暗な画面のまま進まない時は、画面をタップ(クリック)してください。

うまく表示できているでしょうか……。

こういうプログラミング系は苦手分野なので、色々なブラウザの環境で動作しているか自信がありません。新規タブでプレイした方がいいかもしれないです、その場合はこちらを押してください。

素材は立ち絵・背景・音楽を自作してみました。音楽は、昔一瞬だけ公開していた「姥捨島挽歌」のPVもどきに使ったやつの改作ですね。歯車マークを押すと出てくるシステム画面は、既成のものをお借りしています。

今回はとりあえず、制作のイメージを掴むための試作として、ゲームで最も重要になりそうな人物「ルート」を喋らせてみました。「保育器から墓場まで」シリーズの川野にそっくりですが、その理由はまたいつか……。ちなみに、普通の川野(?)もちゃんと登場する予定です。


20日

最近はちょっと元気無さめです。昨日からほとんど布団の中です。先月はすごく元気だったのですが……将来の見通しが立たなかったり、作品作りが思うようにいかなかったりするとすぐ「俺の人生って一体……」になってしまいますね。

でも楽しいこともありました。この間、すっごく久しぶりにダンスラッシュ、プリチャンをプレイしました。やはりアーケードゲームは好きです。大変な時期ですが、ゲームセンターはこれからも残っていて欲しい。

ダンスラ、意外と鈍っていませんでした。ただ体力は落ちていて、筋肉痛に襲われました。脚を使うゲームなのに、なぜか肩周りが。

プリチャンは実に1年半ぶりなのですが、そのおかげでプレイ復帰者用のボーナスが貰えて良かったです。それにキラッCHUをはじめとしたプリたまの新キャラ達がとってもかわいい。生身の人間でないマスコット達、出自がフワッとしているところが個人的に萌えポイントです。

アーケードは主にこの2つを熱心に続けています。アイカツも昔遊んでたのですが、今まで集めたカードが使えなくなっちゃったみたいなので寂しいです。でも新しいのはグラフィックが綺麗そうですね。

これから世の中落ち着いたら、昔みたいにいろんなアーケードゲームの新作が出るといいなあと思います。音楽ゲームは、テトテコネクトの稼働をすごく楽しみにしています。タイトーさん頑張って……。あと、オトカドールの何かしらが新しく出たらいいのにな〜。

お知らせや雑談にこの日記コーナーとFANBOXとを使っていて、FANBOXのほうではお知らせしましたが、今はミニ同人誌を作っているところです。折句の技法を使った短歌数首と、点描画の挿絵、ちょっとした物語を豆本にまとめようと思っています。

その本は「白樟夢」シリーズとして作っているのですが、折句形式で短歌を作るのが意外と面白かったので、特に何のシリーズというわけではなく、改めて創作の短歌集を作ることにしました。現在ネットプリントで配信中です。

詳細はTwitterBOOTHをご覧ください。ご家庭のプリンタで使える印刷用データも無料でダウンロードできます。

他に作ったもの……短い小説「息の贄」を書きました。「白樟夢」シリーズのイメージスケッチとして思いつくまま書いたもので、構成がめちゃくちゃになっているのがお恥ずかしいですが、雰囲気を感じ取って貰えたらなあと……。Pixivに載せています。※生々しい体液の描写があるためR-18にしています。

この「わたし」は鶴木達よりも上の世代の人で、電話や電灯の開通の話をしていたりと、文明が古めになっています。

以前の「保育器から墓場まで」シリーズでは、新人類達が私たちの2X世紀の文明を受け継ぎ、西暦2000年レベルの文明度までじわじわ衰退したのち何百年も停滞してしまっている……という設定でした。「白樟夢」では彼らと私たちに直接の接点はないものの、同じような歴史の流れを歩んでいることにしました。彼らが私たちの滅んだ後の地球に生まれた存在なのか、それとも私たちの世界によく似たもうひとつの世界の人類なのか、まだ決めていません。前者だとSF風味、後者だとファンタジー風味になりますね。この違いはかなりデカい気がするけれど、決まらない……。

以前お話ししたゲーム案のことも忘れてはいませんが、まずは小説が無いことには何も始まらない!ということで、ラフなものを時々書くことにします。

ゲームの試作品、遊んでいただけたみたいで嬉しいです。作曲はど素人なのですが、FANBOXのほうで音楽が好評で嬉しかったので、また頑張ってBGM的なものを作ってみました。今度は明るめの曲調で、「プレイヤーが探索か何かを始めようとしている時のBGM」というイメージです。試聴はこちら


26日

しばらく本当に元気がなかったのが、ここ数日で回復しました。日常の活動がそれなりにできています、やった〜。

読書も久しぶりにしています。以前から読んでいる、石牟礼道子「十六夜橋」、後半に入ったところです。まだまだ読書リハビリ中なのでいっぺんには読みきれませんが、3章まで読んだ時点でもう、自分の一番好きな小説になりそうな気がしています。本当に美しく、良い小説です……。

他には、友人に「新世界より」のアニメをお勧めしてもらったので、まずは原作小説からと思い、読み始めました。このタイプの遠未来SF、すっごい好みです! 過去を回想する語り口が、読者に独特の舞台設定を解説する手立てにもなっていて、良いアイデアだな〜と思いました。ただ、何か悲惨なことになりそうな怖さがあり……飛浩隆「廃園の天使」シリーズも同様に好きながら怖くて、「魔述師」の途中で手が止まっています。しかしどちらも絶対読むぞ。

創作に関して、今は時間のかかるタイプの一枚絵を描きつつ、小説を書いています。

絵は十数点描き溜めてデジタル販売の画集にしようかと思ったのですが、Web小説のキービジュアルとしてバリバリ活用していきたい気持ちもあり、未定です。

今月は結局、BOOTHに何も新商品が並べられそうにありません……(無配の短歌集はありますが)。Twitterのサークル垢で和紙や人形の作品を増やすと予告しておいて、すみません。作るのを完全にやめたわけではないので、紙や布への感覚が鋭い時期に再チャレンジします。

小説「息の贄」は書きたてほやほやのものをPixivに投稿していましたが、少し寝かせてみるとどうにも粗かったので、一部書き直して ノベルアップ+に投稿しています。

昔からいろんな小説投稿サイトを使っては辞め、使っては辞めしていて、このサイトへの投稿も続くか分かりませんが、今のところ面白い機能がいっぱいあって楽しいです。スタンプ機能、お手軽に感想を送ったりお返事できたりするのが良いですね。有料ポイントシステムのあるおかげか、広告もスッキリめで助かります。

また今回、改稿にあたって、タイトルを「木の母と木霊の父とわたしたち」にしてみました。

少々長いけれどもこれ、「白樟夢」より分かりやすくていいんでは……? と思い始めました。本当に「わたしたち」の母が木で父が木霊(こだま)なのか、少し設定を精査する必要がありますが、気に入ったのでシリーズ自体のタイトルがこれになるかもです。流行りの説明文タイトルにならない範囲で初見にも内容の伝わる題を導き出すの、難しいんですね。これが浮かぶまでにすごく時間がかかりました。

「木の母と〜」、冒頭の舞台のモデルとなっている天草の郷土史を調べつつ、設定をいじくっています。それでついさっき思ったことですが、小説に登場する「わたしたち」の母なる「木」、母木の樹種をもっとちゃんと考えたほうがいいようです。

「保育器から墓場まで」の舞台となっていた架空の九州は、キュウシュウという発音の経年変化でクスという名前になっている設定でした。改シリーズではそのクスという音と、クスノキに似た母木が生えているという設定から、架空の九州を「樟国(くすのくに/しょうこく)」にしようと思っています。クスノキの巨木は九州にも多いですし……。

その流れで、樟国の一部である巻砂島(架空の天草地方)の母木もクスノキに似ているという設定で小説を書きかけていたのですが、天草の風土について調べていると、なんと赤榕(アコウ)という樹が有名らしいのです。

赤榕は菩提樹の仲間だそうで、巨樹となったアコウの写真を見ると、枝ぶりや根の様子がちょっとおどろおどろしい雰囲気です。でも巻砂島の母木のイメージにはぴったりで、イチジク属であるため乳状の樹液が出るというのも、元々「臍帯網」などの設定を詰めていたときのイメージに近いです。

少し話が逸れます。私は昔、異次頓(いじとん/イチャドン)という新羅の僧侶が殉教する物語を、何かの本で読みました。異次頓は殉教のために首を切られて死んでしまいますが、そのとき白い血が吹き出したそうです。その怪奇な現象について、その本では「まるで菩提樹(イチジク属)の樹液のような白い血」といったようなことが書いてあったように思うのですが、一体それが何という本だったのか、家にも見つからないですし、図書館なんかで借りたのかどうかも全く思い出せません。

私が仏教の本を読んでいた頃は、脳の病気になっていた頃と重なるので、記憶がぱっとしません。本当にそんな文章を読んだのかも分かりません。ただ、その一節だけが妙に記憶に残っていて、それが今の創作のイメージにも影響を与えています。

かつてのシリーズで、臍帯網から乳液が出るという設定は、そのイメージでした。天草の巨樹として知ったアコウがイチジク属であってしっくりきたのも、そのためです。彼らの母に流れるものは、乳であり、血です。そしてこれは私の領分で決まったことですが、精のような役割も兼ねています。新シリーズではその「樹液」が人体にも流れていてほしくて、妖艶な夢や恋人とのひとときに口腔から分泌されることになりました。これについては、かなり人を選びそうな設定なので悩みどころです。(とりあえず思いのままに制作します、「ぼくのかんがえたさいきょうの××」なので……)

こうやって書いてみると、鶴木のキャラクター性の核みたいなものが殉教者と共通していることに気づきました。彼は「川野」にも似た自由奔放な巫子的人格のイメージと共に、「社会に殺されてしまった人」という役のイメージがありました。彼は聖職者にしては信仰心に欠けるほうですが、漫画や小説の制作にあたってどのようなシナリオをイメージしてみても、現行の社会との大きな摩擦 + いずれ生まれる新しい価値観のための犠牲、という形で人生を終えてしまいます。

「保育器から墓場まで」シリーズを練っていた頃、彼は今際に異次頓のような白い血を出していて欲しい(けれども世界観にミスマッチであるのをどうしたものか……)、と思ったことを思い出しました。

創作のことを詳しく喋りすぎてしましました。他には、新世界観に合わせて登場人物の名前を一新している最中、というお話もしなくちゃなのですが、また今度にします。


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